【ツムラ16番】半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)ってどんな漢方?
目次
✔ どんな症状に使うの?
半夏厚朴湯は、のどのつかえ感(咽喉頭異常感症)・胸の詰まり・不安・緊張による吐き気など、ストレス性の不調によく使われる漢方薬です。
「喉がつまる感じがして、飲み込みにくい」「胸が苦しくて息がしにくい」「不安で胃がムカムカする」そんな症状に◎。
✔ 向いている人
- ストレスがかかると、喉や胸に違和感が出やすい
- 不安感や緊張で、吐き気・胃もたれが起こる
- 心配性で、些細なことが気になる
- 神経性の咳やしゃっくりが出やすい
- 気分の落ち込みが体の症状として現れるタイプ
✔ 効果の目安
比較的即効性があり、服用から2〜3日で喉のつかえや胸苦しさの改善を感じることも。
不安感・気分の落ち込みは1週間〜数週間で落ち着くケースが多いです。
ストレスの原因が続く場合は、少し長めの服用をすることもあります。
✔ 飲むタイミング・服用期間
- 空腹時(食前または食間)が基本
- 1日2〜3回服用
- 症状に応じて、短期間〜数ヶ月の服用もOK
- 精神的な緊張が強いときだけ、頓服的に飲む使い方も
✔ 副作用
- 胃の不快感
- 下痢、便秘
- 発疹・かゆみ(アレルギー反応)
- まれに肝機能異常の報告も
※副作用が出た場合は、すぐに服用を中止し医師・薬剤師に相談してください。
✔ 実際の患者さん体験談
🌸 50代女性・喉のつかえと動悸
「更年期になってから喉のつかえ感と動悸が出るようになり、半夏厚朴湯を処方されました。飲み始めて3日でつかえ感が楽になり、気持ちも落ち着いてきました。」
🌸 30代男性・緊張による吐き気
「仕事のプレゼン前に吐き気と胸苦しさがあり、漢方を相談。半夏厚朴湯を飲んだら、気持ちも楽になり、本番も無事乗り切れました!」
🌸 20代女性・ストレス性の咳
「人前で話すときに出る咳が悩みで服用開始。1週間ほどで咳も減り、不安も和らぎました。」