健康

「虫刺されの薬、ステロイド入りとなし、どっちがいいの?」

👨‍🦰患者さん:「先生~!虫に刺されちゃって…かゆくてかゆくて…。薬買おうと思ったんだけど、“ステロイド入り”とか“ステロイドなし”って書いてあって、どっちがいいんですかね?」

🧑‍⚕️薬剤師:「あっ、虫刺され大変でしたね。赤く腫れたりしてませんか?」

👨‍🦰「そうなんですよ、蚊に刺されたと思うんだけど、ちょっとぷっくりしてかゆみがなかなか引かなくて…。」

🧑‍⚕️「なるほど、それなら“ステロイド入り”の塗り薬の方がしっかり効いてくれますよ!」

👨‍🦰「えっ、ステロイドってなんか怖いイメージあるんですけど…」

🧑‍⚕️「そうですよね、“ステロイド”って聞くと強い薬とか副作用が心配って思っちゃいますよね。でも、実はステロイドって“炎症を抑える力”がとっても強いんです。虫刺されで赤く腫れたり、かゆみが強いときには、ピンポイントで短期間使うとすごく効果的なんですよ😊

👨‍🦰「短期間ってどれくらいなら安心して使えるんですか?」

🧑‍⚕️「1日数回、2〜3日ぐらいなら問題なく使えます。しかも、虫刺され用の市販薬に入ってるステロイドは“弱めのタイプ”なので、顔以外の場所なら心配なく使えます。」

👨‍🦰「へぇ〜、じゃあ腫れてたりすごくかゆい時は、ステロイド入りがいいんですね?」

🧑‍⚕️「そうなんです!逆に、ちょっと刺されただけで腫れてもないし、そこまでかゆくないってときは、“ステロイドなし”でも十分対応できますよ。」

👨‍🦰「ステロイドなしの薬って、何が入ってるんですか?」

🧑‍⚕️「いい質問ですね!ステロイドなしの虫刺され薬には、“かゆみ止め(抗ヒスタミン成分)”や“殺菌成分”が入っていることが多いです。たとえば【ジフェンヒドラミン】や【リドカイン】というかゆみ止め成分や、【イソプロピルメチルフェノール】という殺菌成分が入ってることが多いです。」

👨‍🦰「じゃあ、ステロイドなしはどんな人向けなんですか?」

🧑‍⚕️「赤ちゃんや小さいお子さん、敏感肌の方、顔や首など皮膚が薄い部分に塗るときには“ステロイドなし”がおすすめですね。あと、虫刺されの“予防”として塗る場合や、軽い症状の時もステロイドなしで十分です。」

👨‍🦰「なるほど~!ところで、刺されたのが足なんですけど…かゆくて夜寝られないレベルなんですよ。」

🧑‍⚕️「それなら、“ステロイド入り”の塗り薬にしましょう。特に“炎症止め+かゆみ止め”の両方が入ったタイプだと、早く楽になりますよ。夜眠れないのってつらいですもんね。」

👨‍🦰「ちなみに、おすすめの商品ってありますか?」

🧑‍⚕️「ありますよ~!例えば、

【ムヒアルファEX】→ ステロイド入りで炎症もしっかり抑えます。メントール感もあってスッキリします。 【ベトネベートN軟膏AS】→ 皮膚科でもよく使われるタイプで、化膿しやすい傷や虫刺されにも対応。 【ウナコーワクール】→ ステロイドなし。スースー感と抗ヒスタミンでかゆみを軽くしたい人におすすめ。 【ムヒS2a】→ こちらもステロイドなしで、やさしい使い心地です。

こんな感じで、症状や使う場所によって選び分けるといいですよ😊

👨‍🦰「わかりやすい~!じゃあ今回は“ステロイド入り”でしっかり効かせてみます。」

🧑‍⚕️「はい、それがいいと思います!ただ、長く使いすぎたり、顔やデリケートゾーンに使うときはちょっと注意が必要なので、使いすぎないようにしてくださいね。3〜4日使っても全然良くならない場合は、皮膚科の受診をおすすめします!」

👨‍🦰「はい、わかりました!ありがとうございます~!」

🧑‍⚕️「お大事にしてくださいね。虫刺され、夏は特に多いので予防も大事ですよ~!肌が出る部分には虫よけスプレーも忘れずに