アイピーディ(スプラタスト)|喘息・アトピー・鼻炎に使う抗アレルギー薬
💊 どんなお薬?
アイピーディ(一般名:スプラタストトシル酸塩)は、アレルギーの根本反応を抑える抗アレルギー薬です。
ヒスタミンをブロックするのではなく、アレルギーの原因となる「Th2サイトカイン」の産生を抑えるのが特徴です。そのため、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などに使われます。
🗣️ 患者さんとの会話
🧑🦳 患者さん:先生からアイピーディっていう薬が出たんですけど、花粉症の薬ですか?
🧑⚕️ 薬剤師:花粉症にも使われますが、普通の抗ヒスタミン薬とは違います。アレルギーの反応自体を抑えるので、喘息やアトピーの治療にも使われるんです。
🧑🦳 患者さん:眠くならないですか?
🧑⚕️ 薬剤師:はい、ヒスタミンをブロックする薬ではないので眠気はほとんどありません。その点は安心してください。
🧑🦳 患者さん:効果はすぐに出ますか?
🧑⚕️ 薬剤師:予防的に効くお薬なので、即効性はあまり期待できません。数週間〜数か月続けることで症状を和らげていきます。
🧑🦳 患者さん:飲み忘れたらどうすれば?
🧑⚕️ 薬剤師:気づいたときにすぐ飲んでください。ただし、次の時間が近い場合は1回飛ばしましょう。2回分をまとめて飲むのはNGです。
⚠️ 副作用について
- 胃の不快感、吐き気
- 食欲不振
- まれに肝機能異常(AST/ALTの上昇)
強い体調不良や黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が出たらすぐ受診してください。
🙋♀️ よくある質問(FAQ)
Q. 他の抗ヒスタミン薬と一緒に飲めますか?
A. 併用されることがあります。作用の仕組みが違うため、より効果を高める目的で組み合わせて使われます。
A. 併用されることがあります。作用の仕組みが違うため、より効果を高める目的で組み合わせて使われます。
Q. 子どもでも使えるんですか?
A. 小児にも処方されます。喘息やアトピー治療で使われることが多いです。量は年齢・体重で調整されます。
A. 小児にも処方されます。喘息やアトピー治療で使われることが多いです。量は年齢・体重で調整されます。
Q. 長期間飲み続けても大丈夫?
A. 予防的に使う薬なので、数か月以上続けることもあります。定期的な血液検査で肝機能チェックをするのが望ましいです。
A. 予防的に使う薬なので、数か月以上続けることもあります。定期的な血液検査で肝機能チェックをするのが望ましいです。
Q. 市販薬で同じようなものはありますか?
A. 現在、市販薬にはスプラタストはありません。必ず医師の診察・処方で使用する薬です。
A. 現在、市販薬にはスプラタストはありません。必ず医師の診察・処方で使用する薬です。