モンテルカストはどれくらいで効く?ピークは?体から抜けるまでは?
「飲んですぐ効くの?」「何時間後がピーク?」「どれくらいで体から減っていくの?」を、会話形式でわかりやすくまとめました。
会話でわかるモンテルカスト
モンテルカストって、飲んでからどれくらいで効いてくる薬なんですか?
まず大きなイメージからいうと、モンテルカストは
「飲んですぐその場で症状を止めるタイプ」ではなく、炎症に関わるロイコトリエンの働きを抑えて、症状が出にくい状態を作っていく薬
です。
なので、痛み止めみたいに「飲んで30分で実感」というよりは、少し落ち着いて効いていく感じです。
じゃあ、体の中ではいつ頃から動いてるんですか?
成人で10mgを飲んだデータでは、血液中の濃度がいちばん高くなるのは約3.9時間後です。
つまり、飲んでから数時間でしっかり吸収されてきます。
だから「体の中で動き始める」のは比較的早め、と考えて大丈夫です。
じゃあ効き始めも3〜4時間くらいなんですか?
ここは少し分けて考えるとわかりやすいです。
血中濃度としては数時間で上がってくるのですが、実際の症状の改善実感は病気によって少し違います。
アレルギー性鼻炎のデータでは、目の症状は初回投与後1日目から、鼻症状は2日目ごろから改善がみられています。
なので、ブログでは
「体の中では数時間で吸収されるが、症状としては初日〜2日目くらいから変化が見え始めることがある」
と書くと自然です。
なるほど。じゃあ発作がつらい時にその場で飲む薬ではないんですね。
そうです。そこはとても大事です。
添付文書でも、モンテルカストは急性喘息発作を緩解する薬ではないとされています。
つまり、今まさに起きている発作を止めるレスキュー薬ではない、ということです。
じゃあ、一番効いている時間はいつ頃なんですか?
薬の濃度でみると、成人10mgでは約3.9時間後がピークです。
モンテルカストは通常1日1回、就寝前に使われます。
なので、夜に飲むと、深夜から明け方あたりにかけて血中濃度が高くなっていくイメージです。
体から抜けていくのはどれくらいなんですか?
成人10mgでの半減期は約4.6時間です。
半減期というのは、血液中の薬の量が半分になるまでの時間のことです。
- 約4.6時間で半分
- 約9時間で4分の1
- 約14時間で8分の1
- 約18〜23時間でかなり少なくなる
一般的には、半減期の4〜5倍くらいで体内からかなり減ると考えるので、モンテルカストは
だいたい1日くらいでかなり減ってくる薬とイメージできます。
腎臓からおしっこで出ていく薬なんですか?
モンテルカストは、そこも少し特徴があります。
未変化体は尿中では検出されず、排泄は主に便のほうです。
データでは、5日間で糞中約86%、尿中約0.1%とされています。
つまり、代謝されたあと、胆汁を介して便へ出ていくタイプと考えるとわかりやすいです。
毎日飲むと、どんどんたまっていく感じですか?
反復投与のデータでは、大きな蓄積性は認められていないとされています。
なので、毎日1回で働きを保つ薬ではありますが、強くたまり続ける薬というイメージではありません。
まとめ
- 飲んでから数時間で吸収される
- 血中濃度のピークは約3.9時間後
- ただし、急性喘息発作をその場で止める薬ではない
- 症状の変化は、アレルギー性鼻炎では初日〜2日目ごろから見え始めることがある
- 半減期は約4.6時間で、1日ほどでかなり減る
- 排泄は主に便中
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モンテルカストは、飲んでから数時間で体内に吸収され、血中濃度は約4時間でピークに達します。
ただし、今起きている発作をその場で止める薬ではなく、症状の改善は初日〜2日目以降に少しずつ見えてくるタイプです。
半減期は約4.6時間で、体の中からは1日ほどでかなり減っていきます。
出典:PMDA添付文書・KEGG医療用医薬品情報・PubMed掲載論文