咳止め薬

レスプレンQ&A|よくある疑問を薬剤師が解説





レスプレンQ&A|よくある疑問を薬剤師が解説


💊レスプレン(エプラジノン塩酸塩錠)

レスプレンQ&A|よくある疑問を薬剤師がやさしく解説

「せきがつらい」「たんがからんで眠れない…」そんなときに処方されるお薬です。初めて飲む方向けに、薬剤師との会話形式でわかりやすくまとめました。


レスプレンってどんな薬?

レスプレンは、せきをしずめる作用(鎮咳)
たんを出しやすくする作用(去痰)の両方をもったお薬です。麻薬ではないタイプの咳止めなので、依存性は少ないとされています。

成分 エプラジノン塩酸塩
主な働き ・脳の「せき中枢」の興奮をしずめて、せきを減らす
・気道の粘り気のあるたんをサラサラにして、出しやすくする
剤形・規格 錠剤:5mg・20mg・30mg
薬剤師メモ:
・「せき止め」+「たん切り」が1つになったタイプのお薬です。
・麻薬性の強い咳止めとは違い、比較的マイルドな効き方をするお薬です。

どんな症状におすすめ?

レスプレンは、次のような病気で「せき・たん」がつらいときに処方されることが多いです。

  • 風邪(感冒)
  • 急性・慢性気管支炎
  • ぜんそく
  • 肺炎
  • 気管支拡張症
  • 肺結核など呼吸器疾患
夜になると、ゴホゴホせき込んでたんも出てきて…寝つけないんです。

レスプレンは、せきの回数を減らしつつ、たんも切れやすくしてくれるお薬なので、
今のような「たんのからむせき」にちょうど使われることが多いですよ。

逆に、ぜんそく発作そのものを止める薬ではありませんし、
肺炎や結核など病気そのものを治す薬でもありません。
あくまで「せき・たんを楽にするための補助薬」と思ってくださいね。

飲み方とポイント

一般的には、1日3回(朝・昼・夕食後など)に分けて飲むことが多い薬です。
実際の量や回数は、医師の指示が優先です。

成人の目安 エプラジノンとして1日60〜90mgを3回に分けて服用します(例:30mg錠なら1回1錠を1日3回など)。
子どもの目安 3歳以上で使われることがあり、体重や年齢に応じて量が決まります。
必ず医師の指示どおりに飲ませてください。
飲み方 水かぬるま湯で、かまずにそのまま飲み込みます。
ここがポイント
・「多めに飲んだほうが早く治る」ということはありません。
・自己判断で量を増減せず、医師・薬剤師の指示の範囲内で飲みましょう。

よくある質問Q&A

レスプレンを飲むと眠くなりますか?車の運転は大丈夫?
仕事で車を運転するので、眠くなる薬だと困るんですが…。

レスプレンは、強い眠気を起こしやすい薬ではありませんが、
人によっては「頭が重い」「ぼーっとする」などを感じることもゼロではありません。

飲み始めは、ご自身の体の反応をよく観察してみてください。
もし眠気やふらつきが出るようなら、車の運転や高所作業は控え、早めに医師・薬剤師に相談しましょう。

飲み忘れたときはどうしたらいいですか?
さっき飲み忘れていたのに気づきました…。今から飲んでもいいですか?

次の服用時間までまだ間があるときは、気づいたタイミングで1回分を飲んでOKとされることが多いです。
ただし、次の時間が近いときは1回分をスキップして、ふだん通りの時間から再開しましょう。

※「2回分をまとめて飲む」のはNGです。
※具体的な対応は処方医の方針にもよるため、心配なときは医療機関へ確認してください。

この薬はどれくらいの期間飲み続けるの?

レスプレンは、症状がつらい時期に一時的に使うことが多い薬です。
・風邪や急性気管支炎など…数日〜1〜2週間ほど
・慢性の病気がある場合…主治医の判断で、もう少し長めに続けることもあります。

せきが少し落ち着いてきたんですが、もうやめてもいいですか?

「いつ中止するか」は、病気の状態や他の薬との兼ね合いもあるので、
次の受診のときに主治医に相談してからのほうが安心ですよ。

市販のせき止めやかぜ薬と一緒に飲んでも大丈夫?

市販薬の中にも、咳止め成分やたん切りの成分が入っているものがあります。
レスプレンと似た働きの成分が重なると、
期待以上の効果が出すぎたり、副作用のリスクが増える可能性があります。

手元に市販の風邪薬があるので、ついでに飲んじゃってもいいですか?

独自の組み合わせは避けて、必ず医師・薬剤師に「今飲んでいる薬」と一緒に相談してくださいね。

子どもにも飲ませられますか?

レスプレンは、3歳以上の小児にも使われることがある薬です。
ただし、量の設定が大人とまったく違うため、
必ず医師の処方にしたがってください。

・錠剤を上手に飲み込めないお子さんも多いです。
・無理に飲ませると、のどにつかえたり、誤嚥(ごえん)の危険もあります。
→ 飲みにくそうなときは、別の剤形(シロップなど)も含めて医師・薬剤師に相談しましょう。

どんな副作用がありますか?受診の目安は?

レスプレンは比較的安全性の高い薬とされていますが、
次のような症状が副作用として報告されています。

  • 食欲不振、むかつき、吐き気・嘔吐、下痢、胃部不快感、腹痛
  • 頭痛
  • 発疹・かゆみなどのアレルギー症状 など
こんなときは、服用を中止して早めに受診を:
・発疹・かゆみが強い、呼吸がゼーゼーする
・吐き気や下痢がつづき、水分がとれない
・いつもと違う強い頭痛や、体調不良が続く など

妊娠中・授乳中のレスプレンの注意点

ここはとくに大事なポイントです

妊娠中の服用について

添付文書上、妊婦さんでは「治療上の有益性が危険性を上回るときにのみ使用」とされています。
これは「絶対にダメ」という意味ではなく、
お腹の赤ちゃんへの影響も考えながら、慎重に判断しましょうという位置づけです。

妊娠中なんですが、せきがつらくて…レスプレンをもらいました。飲んでも大丈夫でしょうか?

妊娠の週数や、せきの原因・重さ、ほかの病気の有無などを総合的にみて、
主治医が「飲んだ方がメリットが大きい」と判断して処方しているはずです。
不安があれば、妊娠していることをもう一度伝えたうえで、主治医に確認してみましょう。

授乳中の服用について

授乳中の方についても、お母さんの治療のメリット
母乳育児のメリットを考えたうえで、
「薬を続けるか」「一時的に母乳を休むか」などを主治医が検討することになっています。

  • 授乳中であることは、必ず医師・薬剤師に伝える
  • 赤ちゃんの様子(機嫌・ミルクの飲み・発疹など)も気をつけて見ておく
  • 気になる症状があれば、自己判断で授乳や薬を止めず、医師に相談
「妊娠中・授乳中だから絶対に薬はNG」というわけではありません。
「使うなら、慎重に・必要最小限に」という考え方で、主治医とよく相談しましょう。

こんなときは早めに受診を

  • 高い熱が続く、息苦しさが強い
  • せきが2週間以上よくならない
  • 血の混じったたんが出る
  • 胸の痛みをともなうせきが続く
  • ぜんそく持ちで、ヒューヒュー音がいつもよりひどい

こういった場合は、単なる「風邪のせき」ではない可能性もあります。
レスプレンを飲み続ける前に、必ず医師の診察を受けましょう。

※このページは、レスプレンを初めて飲む方がイメージしやすいように、薬剤師との会話形式でまとめた一般的な説明です。
※実際の服用方法や中止のタイミングは、必ず処方された医師・薬剤師の指示を優先してください。


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