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十味敗毒湯の効果・使い方・副作用まとめ【ツムラ6番】





十味敗毒湯の効果・使い方・副作用まとめ


十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)とは?皮膚トラブルに効く漢方薬

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)は、皮膚の炎症や腫れ・かゆみを和らげる漢方薬です。
特に膿みを持つ湿疹・ニキビ・吹き出物・蕁麻疹などに用いられる処方で、皮膚科でもよく使われます。

十味敗毒湯ってどんな時に使う?

  • 湿疹・蕁麻疹・吹き出物・皮膚の赤みやかゆみ
  • 化膿を伴う皮膚炎
  • ニキビ・ふきでもの
  • アトピー性皮膚炎の悪化時
  • 虫刺されによる腫れやかゆみ
  • おでき・皮膚の腫物

どんな人におすすめ?

特徴 解説
湿疹や皮膚炎を繰り返す 炎症と膿みを繰り返す方におすすめ
体力は中等度以上 比較的体力のある人に向いています
皮膚がかゆく赤くなることが多い 蕁麻疹・アレルギー性皮膚炎の方に
ニキビが膿む・炎症を起こしやすい 炎症性のニキビに適応

効果が出るまでどれくらい?

症状 効果の目安 補足
かゆみ・赤み 2〜5日 早い人は数日で改善を感じます
化膿・腫れ 1週間前後 腫れ・膿みが引いていきます
慢性的な皮膚炎 2〜4週間 体質改善には継続が必要

どのくらいの期間使えばいい?

目的 使用期間の目安
急性のかゆみ・腫れ 1週間〜10日
慢性的な皮膚炎 1〜3ヶ月

飲むタイミングは?

タイミング 内容
食前 30分前がベスト。吸収が良くなる
食間(食後2時間後) 空腹時でもOK

副作用はある?

副作用 内容
胃の不快感・吐き気 まれに起こることがあります
下痢・軟便 体質によってはお腹がゆるくなることも
アレルギー反応 まれに発疹・かゆみが出る場合もあります
薬剤師からの一言:
十味敗毒湯は「化膿・腫れ・皮膚の赤み」を伴う皮膚トラブルにとても有効です。
体力が中等度以上の方に適しており、長期間の使用も可能ですが、症状が改善しない場合や悪化する時は、皮膚科や薬剤師へ相談しましょう。