子どもの捻挫|市販で使える湿布(テープ)はある?薬剤師がやさしく解説
※本記事は一般的な情報です。症状が強いときは医師の診察を受けましょう。
お母さん:子どもがサッカーで足をひねりました…。市販の湿布は使えますか?
薬剤師:ありますよ。捻挫の直後は炎症があるので「冷感タイプ」を使うのが基本です。ただし成分と年齢表示に注意が必要です。
まずは応急処置「RICE」
- Rest:安静にする
- Ice:冷却(15〜20分を目安に)
- Compression:包帯で軽く圧迫
- Elevation:心臓より高く足を挙げる
子どもに使える市販湿布の成分
- サリチル酸メチル/サリチル酸グリコール配合の湿布(サロンパスなど):小児でも保護者の管理下で使用可
- インドメタシン配合(サロンパスEXなど):11歳以上から使用可
- フェルビナク・ケトプロフェン・ジクロフェナク配合(フェイタスシップなど):15歳未満使用不可
貼り方・注意点
- 最初は短時間で試し、かぶれがないか確認
- 長時間の貼りっぱなしは避ける(1日1〜2回が目安)
- 腫れがあるときは冷感タイプ、腫れが引いてきたら温感も検討
よくある質問
- Q. 氷で冷やすのと湿布はどちらがいい?
- A. 急性期はまず「氷での冷却」が基本です。湿布は痛みを和らげる補助と考えてください。
- Q. お風呂のときは?
- A. 入浴前に剥がして、皮膚をよく拭いてから新しいものを使いましょう。
- Q. どのくらいで治りますか?
- A. 軽い捻挫なら数日〜1週間ほどで改善することもありますが、強い痛みや腫れが続く場合は整形外科を受診してください。
まとめ
- 子どもの捻挫直後は「冷やす+安静」が大切
- 湿布はサリチル酸系が小児でも使いやすい
- NSAIDs湿布は年齢制限あり(11歳以上や15歳以上など)