アイラミド点眼液(ドルゾラミド)|緑内障治療に使う目薬の効果と注意点
アイラミド点眼液(ドルゾラミド)
眼圧を下げる目薬
眼圧を下げる目薬
💬 薬剤師と患者さんの会話形式で解説
👩🦳 患者さん: アイラミドっていう目薬を初めてもらったんだけど、どんな薬なの?
🧑⚕️ 薬剤師: アイラミドは緑内障や眼高血圧症に使う目薬で、眼圧(目の中の圧力)を下げる働きがあります。
👩🦳 患者さん: 他の緑内障の目薬と何が違うの?
🧑⚕️ 薬剤師: 緑内障の目薬にはいろんなタイプがあって、
・プロスタグランジン系:房水の流れをよくする(例:ラタノプロスト)
・β遮断薬:房水の産生を減らす(例:チモロール)
・炭酸脱水酵素阻害薬:房水の産生を減らす(←アイラミド)
というように分かれます。
アイラミドは「房水を作るのを抑える」タイプの代表薬なんですよ。
🌟 基本情報
- 一般名:ドルゾラミド(炭酸脱水酵素阻害薬)
- 効能:眼圧を下げる(緑内障・眼高血圧症)
- 用法:通常は1日2〜3回、1回1滴
⚠️ 注意点
- 点眼後にしみる・苦い感じがすることがあります。
- 点眼後は1分ほど目を閉じて、目頭(涙点)を押さえると全身への副作用を減らせます。
- 他の目薬を使う場合は5分以上間隔をあけてください。
- 腎臓が悪い方、アレルギーがある方は必ず医師に伝えてください。
😣 副作用について
- 目の症状:充血、しみる、かゆみ、違和感
- 味覚:苦みを感じることがある
- 全身:頭痛、吐き気、倦怠感(まれ)
※強い眼の痛みやかすみが出た場合はすぐに医師に相談してください。
👀 正しい点眼の手順
- 石けんでしっかり手を洗う。
- 顔を少し上に向け、下まぶたを軽く引いてポケットを作る。
- 容器の先がまつ毛や目に触れないように注意しながら、1滴だけ落とす。
- 点眼後はすぐにまばたきせず、目を閉じる。
- 目頭(鼻側のくぼみ)を軽く押さえて1分間キープ → 苦みや全身副作用を減らせます。
- あふれた液は清潔なティッシュでやさしく拭く。
📌ここに「点眼のイラスト」を挿入すると患者さんにさらにわかりやすくなります。
🙋♀️ よくある質問
Q1. すぐに効果は出ますか?
A. 点眼してから数時間以内に眼圧は下がり始めます。治療の目的は「長期的に眼圧を安定させること」ですので、毎日続けることが大切です。
Q2. 苦い味がするのは大丈夫?
A. 涙管を通って喉に薬が流れることで苦味を感じます。害はありませんが、目頭を押さえると軽減できます。
Q3. 他の目薬と併用してもいいですか?
A. 併用することが多いです。ただし5分以上間隔をあけてください。
Q4. コンタクトをしていても大丈夫?
A. ソフトコンタクトは外してから点眼してください。15分以上あけて再装着可能です。
※この記事は一般的な情報であり、実際の使用は必ず医師・薬剤師の指示に従ってください。