👩患者さん:「先生、最近ずっと体がだるくて、なんとなく頭も重くて…。これって夏バテですかね?」
🧑⚕️薬剤師:「もしかしたら、“冷房による冷えすぎ”が原因かもしれませんね。」
👩:「えっ、冷房って快適でいいものじゃないんですか?」
🧑⚕️:「もちろん適度に使えば快適なんですが、冷やしすぎると体が冷えて不調を引き起こすことがあるんです。」
🌡️冷房による体調不良ってどんな症状?
🧑⚕️:「『冷房病』や『クーラー病』なんて言われることもありますね。以下のような症状がよく見られます。」
体がだるい・疲れが取れない 頭痛・肩こり お腹の調子が悪い(下痢・便秘) 足先や手が冷える なんとなく風邪っぽい
👩:「まさに最近の私です…💦」
🧑⚕️:「室内外の温度差が大きすぎると、自律神経が乱れてしまって、体温調節がうまくいかなくなるんですよ。」
🧠冷房で自律神経が乱れる理由
🧑⚕️:「人の体は、“交感神経”と“副交感神経”という2つの神経がバランスを取りながら働いています。」
👩:「交感神経って、活動する時のやつでしたっけ?」
🧑⚕️:「そうです!でも、エアコンの冷風で体が冷えると、交感神経ばかりが優位になってしまい、眠れない・イライラ・胃腸の働き低下などが起きることも。」
👩:「冷房が原因で、そんなにいろんな不調が出るなんてびっくりです。」
🧣薬剤師が教える!冷房対策のポイント
🧑⚕️:「ではここから、冷房による体の冷えを防ぐための対策をご紹介しますね!」
✅ 1. 体を冷やしすぎない服装に
薄手のカーディガンや腹巻きを用意して、冷房が効いた室内でも体を守る 首・手首・足首の“3つの首”を冷やさないように!
👩:「仕事中も、膝掛けとか使った方がいいかもですね。」
✅ 2. 冷たい飲み物ばかりを避ける
冷たい飲み物ばかり飲むと、内臓まで冷えて胃腸の働きが低下 常温や温かい飲み物も取り入れて、バランスを
🧑⚕️:「温かい麦茶や白湯、しょうが湯なんかもおすすめですよ!」
✅ 3. お風呂は湯船に浸かる
シャワーだけでなく、38~40℃のお湯に10〜15分浸かることで自律神経のバランスを整える効果あり
👩:「面倒でずっとシャワーでした…今夜から湯船にします!」
✅ 4. 漢方で体の中から“巡り”を整える
🧑⚕️:「冷えに悩む方におすすめの漢方もありますよ。」
・手足の冷え・疲れ→当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・胃腸の不調→六君子湯(りっくんしとう)
・むくみやだるさ→五苓散(ごれいさん)
👩:「薬で根本的に体質改善ってできるんですね!」
🧑⚕️:「個人差はありますが、体の巡りを整えることで冷えにくくなることが期待できますよ。」
✅ 5. 冷房の設定温度・風向きに注意!
冷房の設定は26〜28℃が目安 風が直接体に当たらないように風向きを調整 扇風機を併用して空気を循環させるのもおすすめ
🌈まとめ:冷えすぎ対策で夏を快適に!
🧑⚕️:「冷房はうまく使えば快適ですが、冷えすぎると体調不良につながります。夏の体調管理は“冷えとの戦い”でもあります。」
👩:「たしかに!体がだるかった理由が分かってスッキリしました。今日から意識して対策してみます!」
🧑⚕️:「体を温める工夫を取り入れて、夏バテ・冷え知らずのカラダを目指しましょうね☀️」